不登校生は名ツアーコンダクター?

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僕は
初めて会う不登校生の家へ訪問する時は、
「今度の子は
 どんな世界に連れて行ってくれるんだろう」と
内心わくわくしていたりもする。

彼ら(彼女ら)は、
自らの内なる世界に
僕を誘ってくれるからだ。

たいていの思春期(反抗期とも言う)の不登校生は
自分の好きなことばかりして過ごしている。
(不安が強い子ほど
 好きなものにしがみついている)

大人側の言うことは
「うるさい」「知らんし」、無視!
など
全く応じてくれないことも多い。

「親からの自立」がテーマとなる思春期、
周りに教えられて身につけた「価値観」をそぎ落とし
自分が選んだ「価値観」で
自分を塗り込める作業が
そこで行われているのだろう、
逆に
自分の好きなもの、はまっているものについては
(信頼関係があれば)
「これ見てこれ見て」と
煩いくらい教えてきてくれたりする。
(リビングのテーブルの端に
 自分の好きなものを置いて
 それとなく主張したりしてることもある。)

(マンガなら)「読んで!」
(ゲームなら)「やって!」
(音楽なら)「聴いて!」
(服なら)「今度着て来て!」

大人の目から見て
同調できない内容であることもある。
(豹柄の服をプレゼントされたこともあった)

しかしそれでも
彼らの世界について行くと
意外にも
心動かされるようなことがあったりする。

(不覚にも 大人の自分が子どもの選んだものに感動してしまった!)

しかしそういった体験をすればするほど
なぜか彼らは強くなっていくのだ。

彼らは
彼らの世界の
道先案内人のようで
自分たちが今味わっている世界を
知ってもらうこと、
味わってもらうこと、
そして
認めてもらうことを望んでいる。

その不覚な体験が、
僕にとっての
彼らと関わる醍醐味だったりするのだ。


現在では
不登校生徒の保護者や担任の先生に
関わり方のスーパーバイズをすることがほとんどで
子ども本人とは会えないことが多い。
なので
保護者の方を通して
彼らの好きなもの・今よくやっていることを教えてもらい
そこから
彼らの世界を
感じ取るようにしている。



 


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