不登校生から薦められるものの意味

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「不登校生から薦められるものの意味」

不登校やひきこもりの子と仲良くなると
彼らから
ゲーム、動画、音楽、漫画、アニメなどを薦められてくることがあります。
服(豹柄!)をプレゼントされたこともあります。

若い頃ならともかく
中年になった今では
思春期の彼らの趣味には
正直ついて行けないし共感できない…

とはいえ
彼らの薦めてくるものを疎かに扱うのは得策ではありません。

「面白そうだね」「へえ~」など
興味を持って反応します。
しかし
褒めなければならない訳ではないです。

『この子が今 関心を持っているのはこれなんだな』と、
知って、認めておくこと。

「学校にも行かずそんなことばかりに夢中になって」など
否定や批判はしないこと。

彼らが薦めてくるものは
いわば彼らの「自己イメージ」。
アイデンティティとも言えるかもしれません。
「私はこういうスタンスの者です」という名刺のようなものなのです。

名刺交換の際、
名刺を貰ったら、相手の名刺を見て
それに何か一言コメントするのが
礼儀になってますよね?
それと同じ感じで反応するといいかもしれません。

ちなみに
アメリカの社会心理学者の調査によると
思春期・青年期は
どんな音楽や本、ファッションなどを選ぶかで
同年代間の社会的地位が決まるのだそうです。

彼らの選んだもの認めることは
自立心をくすぐることになります。

「大人に認められた」ということで、
自信がつきます。
さらに
彼らの薦めてきたものにハマったりすると、
「大人を夢中にさせた」ということで
自己効力感が大いに高まります。(ホクホク顔になります!)

とはいえ
全ての生徒の薦めてくるものを見ている訳にはいかないので、
最近では、
公式ホームページやウィキペディアで概要を調べ、
情報やイメージの共有だけにしています。
(子どもにとっては大人を動かしたのだからそれでも良いようです。)
 
一番いい方法は、
その作品のどこに感動したのか、
どのように惹かれているのかを
子ども本人に教えて貰うことです。

時短にもなるし、
本人の口頭での表現力アップにもなりますよ。