不登校生が学校復帰に向け春休みにしておくこと①

18.03.24.bmp
不登校生が春休みにしておく学校復帰対策①

来月から新年度スタート!

1学期から不登校になった子も、
2学期から不登校になった子も、
厳しい寒さが過ぎ、
柔らかな温かさが感じられるようになると、
心に希望の風を 吹かさずにはいられないようです。
以前より、
表情も綻び、体がよく動いています。

来月から学校に!
そう考えている不登校生も多いことでしょう。
復帰には一番いい時期です。

「春休み中にしておくことはないですか?」
という相談もよく受けます。

僕の答えは、
「とにかく楽しい体験や好きなことをして、
 エネルギーを蓄えて下さい。」

プラス、
ここ数年よく答えているのが

「日常の些細なこと(どうでもいいこと)で、
 生まれてこの方やったことがないことをしてみて下さい。」というもの。

なぜなら
脳(身体)は保守的です。
安定を好みます。
新しいことばかりに曝され続けると、
参ってしまいます。
ずっと家で同じような毎日を過ごしていたのなら
新しいものへの耐性が弱くなっているかもしれません。

幼稚園では、
新しい年度に入った途端
今まで何ともなかった子が
「幼稚園行きたくない」と言い出したり、
幼児返りやチックなどの問題行動を出すことが多々あります。

新しい環境、新規なものは
子どもにとってそれだけ負担がかかるもの。
慣れるのに半年かかる子さえいます。

4月復帰して頑張り過ぎて
5月連休明けに倒れてしまう(また不登校になっちゃう)、
なんて子も多いのです。

小さな新規体験をして、
身体に「新しいことが起こる」ことを慣れさせておく。

今まで入ったことのない店に入ってみる、
今まで食べたことのないものを食べてみる、
今まで花の香りなんて匂ったことなかったけど匂ってみる…等。

小さなことでいいんです。
大きな新規体験だと、
かえって負担になるかもしれません。

疲れるようだったらやめましょう。
エネルギーの無い子にとっては、
プチ新規体験でも負担になることがあります。
(表面上はやる気がないように見える。)

目立った効果はありませんが、
チャレンジ精神と、新規耐性を高めることが出来ます。

新しい行動を起こすようになると、運の流れも変わります。
自分を変えたい時などに お勧めですよ。


 ブログランキング・にほんブログ村へ   

不登校生の視線恐怖 ~これで人目も恐くない!?

18002027.JPG
[不登校生の視線恐怖 ~これで人目も恐くない!?~]

「周りの人がジロジロ見てる」
「背後で何かヒソヒソ言っていた」
「『何か変』って目で見てた」など
不登校や引きこもりの子がたまに外に出た時
周りの目をやたら気にすることがあります。

この理由の一つに、
投影という心の働きがあります。

本人が 無意識に自分に下している評価を、
他人の目を通して感じ取ってしまう、というもの。

17010011.jpg
「学校に行けていない自分」を責めている子は
自分が責められているように思いますし、
不登校であることを悪く思っている子は
自分が悪く評価されているという不安を
他者の目に見てしまうのです。


また、不登校になっている子には
心が傷ついて脆くなっている子がいます。

心が傷ついて脆くなっている状態というのは、
例えるなら、
内側と外側とを仕切るべき家の塀が
穴が開いてたり破損して脆くなっている状態です。
それだと
泥棒や関係のない人たちに、侵入されやすくなるでしょ?

「人」は
色々な情報を持つ、非常に刺激の強い存在です。
それがこういった状態にあると、過度に感じ取ります。
何も身につけていない状態で、
交差点を歩いているようなものでしょうか。
18002028.JPG
そこで、
塀が脆くなっているのなら、
応急処置の塀、バリアーを張りましょう。
バリアーは、
マスクでもパーカー付きの服でもイメージでも良いです。
効果は絶大ではありませんが、
子どもたちが僕に報告してくれた方法です。

ちなみに
人はマスクやサングラスなどしている人を、
冷たい人、怖い人のように感じるのだそうです。
なので人を遠ざけるのにも、
効果のある対処法なのですよ。


不登校生から薦められるものの意味

17.09.27.bmp
「不登校生から薦められるものの意味」

不登校やひきこもりの子と仲良くなると
彼らから
ゲーム、動画、音楽、漫画、アニメなどを薦められてくることがあります。
服(豹柄!)をプレゼントされたこともあります。

若い頃ならともかく
中年になった今では
思春期の彼らの趣味には
正直ついて行けないし共感できない…

とはいえ
彼らの薦めてくるものを疎かに扱うのは得策ではありません。

「面白そうだね」「へえ~」など
興味を持って反応します。
しかし
褒めなければならない訳ではないです。

『この子が今 関心を持っているのはこれなんだな』と、
知って、認めておくこと。

「学校にも行かずそんなことばかりに夢中になって」など
否定や批判はしないこと。

彼らが薦めてくるものは
いわば彼らの「自己イメージ」。
アイデンティティとも言えるかもしれません。
「私はこういうスタンスの者です」という名刺のようなものなのです。

名刺交換の際、
名刺を貰ったら、相手の名刺を見て
それに何か一言コメントするのが
礼儀になってますよね?
それと同じ感じで反応するといいかもしれません。

ちなみに
アメリカの社会心理学者の調査によると
思春期・青年期は
どんな音楽や本、ファッションなどを選ぶかで
同年代間の社会的地位が決まるのだそうです。

彼らの選んだもの認めることは
自立心をくすぐることになります。

「大人に認められた」ということで、
自信がつきます。
さらに
彼らの薦めてきたものにハマったりすると、
「大人を夢中にさせた」ということで
自己効力感が大いに高まります。(ホクホク顔になります!)

とはいえ
全ての生徒の薦めてくるものを見ている訳にはいかないので、
最近では、
公式ホームページやウィキペディアで概要を調べ、
情報やイメージの共有だけにしています。
(子どもにとっては大人を動かしたのだからそれでも良いようです。)
 
一番いい方法は、
その作品のどこに感動したのか、
どのように惹かれているのかを
子ども本人に教えて貰うことです。

時短にもなるし、
本人の口頭での表現力アップにもなりますよ。